このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
|
事件系怖い話 [2021/04/06 18:09] 127.0.0.1 外部編集 |
事件系怖い話 [2024/11/01 11:50] (現在) moepapa |
||
|---|---|---|---|
| 行 1: | 行 1: | ||
| ====== 事件系怖い話 ====== | ====== 事件系怖い話 ====== | ||
| + | |||
| 事件に巻き込まれるような形の怖い話です。 | 事件に巻き込まれるような形の怖い話です。 | ||
| ---- | ---- | ||
| - | [[盗んだ傘]] | + | 心霊話じゃないけど・・・ ある大学でずっと前に起きた話。 |
| + | A君は大学の野球部のレギュラー投手でした。 | ||
| + | 体格は良く、身長は180cmを超える大柄な青年です。 | ||
| + | テストの時期が迫ったある日、A君は大学の図書館で勉強していました。 | ||
| - | ---- | + | 静かな図書館で勉強がはかどったため、気がついた時には夜になっていました。 |
| + | 閉館時間までには余裕があったものの、 | ||
| + | 勉強の続きは自宅ですることにして A君は図書館を出ようとしました。 | ||
| + | 外に出ようとすると激しい雨が降っていました。 | ||
| - | [[犯人はどっち]] | + | 夕方から雨が降ることは天気予報で知っていましたが |
| + | 予定ではもっと早い時間に切り上げるはずだったので | ||
| + | A君は傘を持っていませんでした。 | ||
| - | ---- | + | 図書館の玄関には、利用者の傘が置いてありました。 |
| + | テスト前なので人が多く、傘もたくさんあります。 (一本くらいなら・・・) | ||
| + | A君は軽い気持ちで傘に手を伸ばしました。 | ||
| + | 最も多いのは安いビニール傘でしたが、体の大きいA君には小さく、激しい雨では ほとんど役に立ちません。 | ||
| - | [[光るパズル]] | + | そんな中でA君は比較的大きめのややくたびれた傘を選びました。 |
| + | 傘を取り開こうとした時、A君は柄の部分に 何かベタベタした物が付いていることに気がつきました。 | ||
| + | (悪戯かな・・・) しかし、傘を選びなおすと自分が傘を盗ろうとしているのがバレるので | ||
| + | 仕方なくその傘をさすことにしました。 | ||
| - | ---- | + | 傘を開いたその瞬間 パァン!!という音が玄関に響き渡り、 続いてA君の悲鳴が上がりました。 |
| + | 図書館の職員が駆けつけると、 あたりには花火のようなにおいと | ||
| + | 煙が立ち込めており A君の右手が炎に包まれていました。 | ||
| - | [[なぜわかった]] | + | A君の手の炎はすぐに消され、病院に運び込まれましたが 酷い火傷を負っていました。 |
| + | 警察および消防署の調べでは、A君が開いた傘の柄の中には | ||
| + | 花火から取り出したと思われる火薬が詰められており、 | ||
| + | 外側にはキャンプなどで使う携帯用の燃料が塗られていたとのことです。 | ||
| - | ---- | + | ワンタッチ式のボタンの部分に発火装置が仕込んであり |
| + | 傘を開こうとすると火薬に火がつく仕掛けになっていました。 | ||
| + | さらに運の悪いことに、A君は化繊の服を着ており | ||
| + | 繊維が熱で溶けて腕まで酷い火傷が及んでいました。 | ||
| - | [[エレベーターの定員]] | + | 事件当日の図書館は、テスト勉強の学生で人の出入りが激しかったこと |
| + | 犯人が傘に自分の痕跡をほとんど残さなかったこと | ||
| + | 特定の人間を狙った犯行ではなかったこと などから、警察は犯人を特定することができませんでした。 | ||
| - | ---- | + | A君はその後退院しましたが、利き手の握力が回復せず |
| + | 野球は断念したそうです。 | ||
| - | [[オウムのおかえり]] | + | あなたも軽い気持ちで他人の傘を取ろうとしていませんか? |
| - | + | ||
| - | ---- | + | |
| - | + | ||
| - | [[室内にはまだ]] | + | |
| - | + | ||
| - | ---- | + | |
| - | + | ||
| - | [[密閉]] | + | |
| - | + | ||
| - | ---- | + | |
| - | + | ||
| - | [[アパートの薄い壁]] | + | |
| ---- | ---- | ||
| 行 177: | 行 191: | ||
| 「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」 | 「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」 | ||
| 楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする | 楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする | ||
| - | |||
| - | ---- | ||
| - | |||
| - | 一人暮らしが寂しいので畜光の置物を買った | ||
| - | 夜遅く帰ると置物が優しく光ってて癒される | ||
| - | |||
| - | ---- | ||
| - | |||
| - | 男が、マンホールの上で飛び跳ねていた。 | ||
| - | |||
| - | 「47、47、47、47、47…」 男は満面の笑みを浮かべて、数字を繰り返し呟いている。 | ||
| - | |||
| - | それを見た紳士が、 「君はずいぶんと楽しそうだが、ちょっと私にもそれをさせてくれないか?」 それを聞いた男は、嬉しそうに紳士に場所を譲った。 | ||
| - | |||
| - | 紳士は「47」といってジャンプしたが、その後の声は聞こえなかった。 | ||
| - | |||
| - | そして、マンホールの上では、男が 「48、48、48、48…」 | ||
| ---- | ---- | ||
| 行 223: | 行 220: | ||
| 結構真剣な口調だった、いきなりの事でで全く意味が分からない | 結構真剣な口調だった、いきなりの事でで全く意味が分からない | ||
| それが何だか怖かった | それが何だか怖かった | ||
| + | |||
| + | ---- | ||
| + | |||
| + | 私は風呂でシャワーを浴びているときリビングの方から一つの悲鳴が聞こえた。 | ||
| + | 私はすぐに風呂から上がり、素っ裸でリビングに向かう。 | ||
| + | |||
| + | するとそこには、覆面を被った男と体から血を流した父と母と妹の死体が床に横たわっていた。 | ||
| + | 覆面の男は私を見た途端、すぐさま窓から逃げ出し私は顔を真っ青に染めながらその場に座り込んだ。 | ||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | 一見、「私」がこの家の家族のようですが、 | ||
| + | 悲鳴がひとつ、 | ||
| + | てことは・・・ | ||
| + | この家族を殺したのは「私」、で泥棒は死体を見て驚いて逃げた、と。 | ||
| + | |||
| + | ---- | ||
| + | |||
| + | ニュースを見ていると、友人の家が映った。 | ||
| + | |||
| + | 何があったのかと思うと、壁の中から少女の遺体が出てきたらしい。 | ||
| + | |||
| + | すぐに友人に電話して事情を聞いてみた。 | ||
| + | |||
| + | 友人は既に引っ越していて、もうその家には住んでないらしい。 | ||
| + | |||
| + | 「んで、お前が住んでたあの家、壁の中から遺体が出てきたらしいぜ。」 | ||
| + | |||
| + | 「え、マジかよ。」 | ||
| + | |||
| + | 「今の住人がリフォームしようとして、見つけたんだと。」 | ||
| + | |||
| + | 「うわぁ……怖ぇな……」 | ||
| + | |||
| + | 「怖いよな。殺して壁に埋めるって、正気の沙汰じゃないもんな。」 | ||
| + | |||
| + | 「いや、その子も可哀想だけど、オレ何も気づかずその家に住んでたんだぜ。」 | ||
| + | 「確かにそうだな。」 | ||
| + | 「それが怖ぇよ。考えるとゾッとしてきたわ……」 | ||
| + | 確かに、自分の家に遺体が埋まってるとか、考えただけでもゾッとする。 | ||
| + | 友人にとっては自分の身に起きたことだ。しばらく辛いだろうな…… | ||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | 遺体としか言ってないのに、 | ||
| + | |||
| + | その子て!? | ||
| + | |||
| + | どうしてわかったのかと。 | ||
| + | |||
| + | ---- | ||
| + | |||
| + | 夏の人ごみってうっとうしいよな。蒸れるし暑いし。 | ||
| + | 今日も、仕事で疲れてるとこに帰宅ラッシュの電車でダメージ受けて、 | ||
| + | うんざりしながらマンションに帰ってきたんだよ。 | ||
| + | エレベーターを待ってたのは、 | ||
| + | おばさん、じいさん、小学生低学年くらいの男の子が2人、 | ||
| + | 男子高校生、黒いスーツの男、 | ||
| + | 背中にガキをおんぶして、幼稚園児の手を引いた若い母ちゃん。 | ||
| + | 次々に乗り込んで、最後に俺が乗った。 | ||
| + | けど、ドアを閉めようとした時、白いワンピースの女がするりと乗ってきたんだよ。 | ||
| + | で、「ブー」ってブザーが鳴ったんだよな。定員が九人だからさ。 | ||
| + | 恥ずかしそうに降りようとするから、代わりに俺が降りてやった。 | ||
| + | 彼女は「ありがとう」と小さく笑った。それが可愛くてさ。 | ||
| + | まぁ、単に俺は満員が狭くて嫌なだけだったんだけどw得した気分w | ||
| + | そうそう、部屋に帰ってテレビつけたらニュースやっててさ、 | ||
| + | なんかどっかのOLが行方不明なんだってよ。 | ||
| + | それが丁度この辺で、ゾッとしたおかげでちょっと涼しくなったわ。 | ||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | 仮に子供は2人=大人1人、と換算してみますと、 | ||
| + | この物語中では、 | ||
| + | 女性が乗ってもまだ9人分ですもんね、 | ||
| + | それでブザーが鳴るということは・・・ | ||
| + | |||
| + | エレベーターの天井裏に行方不明の・・・ | ||
| + | |||
| + | ---- | ||
| + | |||
| + | 今日もまた上司に怒鳴られた。 | ||
| + | OL仲間の間でもかなり評判が悪いハゲだ。 | ||
| + | 「私のストーカーの犯人はあのハゲだったりして…。」そんなことを考えつつ帰宅した。 | ||
| + | 家といっても、たった二部屋しかないボロアパート。 | ||
| + | リビング+キッチンと寝室だけ。 | ||
| + | 窓もリビングにしかない。安いから良いけど。 | ||
| + | |||
| + | 玄関の鍵を開けて部屋にはいると、びっくりした。 | ||
| + | リビングにあったタンスが荒らされていた。 | ||
| + | そういや、朝食を食べに出た時に鍵をかけ忘れて、そのまま出勤したんだ…… | ||
| + | くそっ!窓は全部鍵が掛かってるから、 | ||
| + | 玄関から入られたんだろう。あー気持ち悪い。むかつく。死んで欲しいと思う。 | ||
| + | もう今日は疲れた。晩ご飯はいいや。警察には明日届けを出そう… | ||
| + | |||
| + | 私は玄関の鍵が閉まってるのを確認し、寝室に向かった。 | ||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | 帰ってきた時には鍵を開けて入っており、全部の窓には鍵がかかっている、 | ||
| + | ということは、犯人は、鍵かけ忘れた部屋に入り、 | ||
| + | そのまま出ていっていないということで、寝室にまだ・・・ | ||
| + | |||
| + | ---- | ||
| + | |||
| + | この前大学に通うために地方へ行った友達から電話がかかってきた。 | ||
| + | 結構夜遅い時間だったけど、 | ||
| + | 久しぶりの電話だから寝るまでの時間大いに盛り上がった。 | ||
| + | ただ、そいつの話で一つ気になる事があった。 | ||
| + | 隣に住んでる奴がオカシイらしい。 | ||
| + | 朝会っても挨拶もしないし何より臭い。 | ||
| + | 頭はボサボサ、服はボロボロでどうみても風呂に入ってなさそうな格好らしい。 | ||
| + | 行動もおかくて、カラスを捕まえて殺したり、 | ||
| + | 猫の尻尾を切ったりと近所でも有名な基地外とのこと。 | ||
| + | またそのアパートの壁が薄くて、 | ||
| + | 夜中ゴソゴソ何かをしている音がいつも聞こえると言っていた。 | ||
| + | まだ実害が無いから今の所は心配無いと言ってたけど、 | ||
| + | 気持ち悪いから機会があったらすぐ引っ越したいんだとさ。 | ||
| + | その後、友達が殺されたのは言うまでもない。 | ||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | |||
| + | そんな隣の音が丸聞こえな薄い壁のアパートで、 | ||
| + | おかしい隣人だと電話してたら・・・そりゃあ殺されてしまうでしょ。 | ||
| + | |||
| + | 夜中のゴソゴソ音が壁を掘る音で、 | ||
| + | ある日開通して殺されたという説もあり。 | ||